撤去判断・証拠化チェックリスト(保存版)
放置自動車の撤去において重要なのは、「撤去できるかどうか」そのものではありません。
当社が重視しているのは、撤去後に所有者から異議や主張がなされた場合であっても、第三者に対して合理的に説明できる状態が整っているかどうかです。
そのため当社では、警察への事件性確認、日付入り写真の記録、警告書の貼付、所有者・使用者の調査、書面による通知など、一つひとつの手順を省略せずに積み重ねていきます。
これらの対応を時系列で整理し、「なぜこの判断に至ったのか」を客観的に説明できる状態を整えることが、結果としてトラブルや訴訟リスクを最小限に抑えると考えています。
① 日付入り写真を残す(最重要)
- 車両全景(前後左右)
- ナンバープレートの有無・状態
- フロントガラス中央上部(車検ステッカー)
- 車両周辺の状況(駐車位置・区画・看板など)
写真は1回だけでなく、期間を空けて複数回撮影してください。
日付が分かる形で保存することが重要です。
② 警察へ事件性の有無を確認
まずは最寄りの警察署・交番へ連絡し、盗難車・事件性がないかを確認します。
※ 多くの場合「民事不介入」となりますが、
この確認自体が後日の説明材料になります。
③ 警告書を貼付し、猶予期間を置く
車両のフロントガラスなどに警告書を貼付し、一定期間、撤去を待つことが重要です。
- ガムテープ等で車を傷つけない
- 貼付状況が分かる写真を撮影
▶ 警告書テンプレート(PDF)
・警告書(通常)
・警告書(ナンバー無し)
④ 車検証上の所有者を確認する
見た目が古い車でも、車検証上の所有者がローン会社・ディーラー名義の場合があります。
- 普通車:登録事項等証明書
- 軽自動車:車両照会
※無断で解体・処分すると、損害賠償請求を受ける可能性があります。
⑤ 所有者へ書面で通知する
判明した所有者・使用者に対して、書面で撤去の告知を行ないます。
- 普通郵便で足りるケース
- 内容証明を検討すべきケース
状況に応じて方法を選択し、「通知した事実」が残る形で行うことが重要です。
⑥ 撤去までの記録を整理する
以下の内容を、時系列で整理・保存しておきます。
- 写真(撮影日・内容)
- 警察への確認内容
- 警告書貼付日・猶予期間
- 所有者調査・通知履歴
▶ 撤去記録の作成はこちら
撤去記録を作成する
よくある「危険な判断例」
- 「古そうだから価値はない」と決めつける
- 所有者確認をせずに解体・処分する
- 警告や記録を残さずに撤去する
これらは後からトラブルになりやすい典型例です。
✅ ここまで出来ていれば、
「撤去判断の土台」は整っています。
実際に撤去するかどうかは、車両の状態・市場価値・放置期間などを踏まえて、個別に判断することが重要です。
▶ 放置自動車の撤去全体の流れはこちら
放置自動車撤去の流れを見る


