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月極駐車場の放置車両撤去|滞納・連絡不能・所有者死亡・ローン会社名義に対応

結論:月極駐車場の放置車両は、滞納があっても勝手に撤去・処分してはいけません

このページは、月極駐車場のオーナー様・管理会社様・不動産会社様・地主様向けに作成しています。

契約者に連絡が取れない、駐車場料金の滞納が長期間続いている、車検切れの車が何年も放置されている——このような状況であっても、車両は原則として所有者の財産です。

一般に、他人名義の車両を土地所有者や駐車場管理者が一方的に撤去・処分することは「自力救済」と評価され、後日トラブルになるおそれがあります。

ビッグエイトでは、月極駐車場に放置された自動車について、所有者調査・現地確認・記録化・通知・レッカー移動・保管・処分まで、後日のトラブルをできるだけ防ぐ形で対応しています。

▶ まず自分で確認できることを知りたい方 → 放置車両を自分で対応する手順

まず確認するチェックリスト

月極駐車場の放置車両は、最初の確認内容によってその後の対応方法が大きく変わります。
ご相談前に、分かる範囲で以下の項目を確認していただくと、より具体的なご案内が可能です。

確認項目 確認する内容
放置期間いつ頃から車が動いていないか。3か月以上・半年以上・1年以上など。
滞納期間駐車場料金が何か月分滞納されているか。未収金額はいくらか。
契約者情報契約者の氏名・住所・電話番号・勤務先・緊急連絡先などが分かるか。
連絡履歴電話・メール・手紙・訪問など、いつどのように連絡を試みたか。
車両情報ナンバー・車種・色・車検の有効期限・車検証写しの有無。
車両状態タイヤ空気抜け・ガラス割れ・ナンバーなし・事故車・故障車・車検切れなど。
車内残置物外から見える荷物・私物・書類・工具などがあるか。
警察への相談事件性の有無について警察へ相談済みか。回答はどうだったか。
所有者と契約者の関係駐車場契約者と車検証上の所有者が同一か。ローン会社・法人名義の可能性がないか。
💡 ポイント:車両写真・ナンバー・車検ステッカー・駐車場契約書・連絡履歴・滞納状況が分かる資料があると、対応方針を判断しやすくなります。

月極駐車場でよくある放置車両トラブル8ケース

月極駐車場の放置車両は、その発生原因によって必要な対応手順が変わります。
まず、現在の状況がどのケースに近いかを確認してください。

① 長期間の駐車料金滞納 3か月以上の滞納が続き、契約者に連絡しても応答がない。最も多い相談ケースです。
② 契約者が行方不明・長期入院 転居・長期入院・施設入所などで連絡が取れなくなり、車だけが残っている。
③ 契約者が死亡・相続人と連絡不能 契約者が亡くなり、相続人も不明・連絡不能。特に対応が複雑になるケースです。
④ 契約者以外の車が無断駐車 契約区画に見知らぬ車が停められており、所有者も分からない。
⑤ ローン会社・信販会社名義の車 車検証上の所有者が信販会社・ディーラー・ローン会社名義。無断処分は特に危険です。
⑥ 会社名義の車・会社が倒産 法人契約の車が放置されたまま、会社が倒産・移転して連絡が取れない。
⑦ 車検切れ・ナンバーなし・故障車 動かせない状態の車が長期間放置され、所有者が引き取りに来ない。
⑧ 駐車場の閉鎖・建て替え・売却 駐車場を閉鎖・売却・建て替えしたいのに、放置車両が残っていて進められない。

※「滞納+連絡不能+所有者死亡」「車検切れ+ローン会社名義」など、複数の事情が重なっている場合は特に慎重な対応が必要です。まずはご相談ください。

契約者と連絡が取れているうちに行うべきこと

駐車場料金の滞納が始まっても、まだ契約者本人と連絡が取れている段階であれば、放置車両問題が深刻化する前に対応できる可能性があります。

滞納が長引くと、いずれ契約者と連絡が取れなくなるケースが少なくありません。
また、鍵がない状態での撤去は作業の手間が増え、費用が高くなることがあります。

そのため、契約者と連絡が取れているうちに、車両の撤去だけでも先に行うことや、撤去に関する承諾書を取得することをお勧めします。

本人の了承が得られる場合は、無料引取・買取ができる可能性があります

当社では、契約者本人の了承が得られ、車両が自走可能な場合、または少なくとも鍵がある場合には、車両の状態によって、無料での引取や、有料での買取が可能なケースも多数ございます。

反対に、契約者と連絡が取れなくなり、鍵もない状態になると、レッカー作業・所有者調査・通知・保管などが必要になり、費用や手続きの負担が大きくなることがあります。

💡 実務上のポイント: 「駐車場料金の支払い」は後から協議するとしても、先に車を移動できれば、駐車場区画を再利用できるようになります。
未収金の問題と、車両撤去の問題を分けて考えることが大切です。

なぜ滞納があっても勝手に撤去・処分してはいけないのか

「自分の駐車場に停まっている車なのだから、処分してよいのでは」と思われる方も少なくありません。しかし、駐車場内にある車であっても、車両そのものは原則として所有者の財産です。

一般に、他人名義の車両を土地所有者や駐車場管理者が一方的に撤去・処分することは「自力救済」と評価され、後日トラブルになるおそれがあります。

勝手に撤去・処分した場合に起きうるトラブル

  • 撤去から数か月後、所有者または相続人が「車を返せ」「損害賠償を払え」と請求してくる
  • ローン会社・信販会社名義の車を無断で解体してしまい、損害賠償請求を受ける
  • 車内に荷物があったにもかかわらず記録がなく、「貴重品を処分された」と言われ反論しにくくなる
  • 証拠や手順が不十分なため、「正当な手続きを踏まなかった」としてトラブルになる
  • 一部の悪質な相手から、精神的損害・営業損害などを理由に、実態とかけ離れた高額請求を受けることがある

当社では実際に、放置車両の撤去後に「精神的に苦痛を受けた」「仕事に支障が出た」などとして、実態とかけ離れた高額請求を受けたケースも経験しています。請求額が1,000万円近くに及んだ事例もありました。もちろん、そのような請求がそのまま認められるとは限りません。しかし、記録や通知履歴が不十分なまま撤去してしまうと、依頼者様側が不要なトラブルに巻き込まれる可能性があります。

💡 当社の考え方:放置車両問題では、「撤去できること」だけでなく、「撤去後に説明できる状態を整えておくこと」が重要です。

月極駐車場で特に注意:「契約者」と「車の所有者」が違うケース

月極駐車場の放置車両で特によく見落とされるのが、駐車場の契約者と、車検証上の自動車所有者が同じとは限らないという点です。

車検証の写しを契約時に受け取っていない場合や、所有者と契約者が異なる場合には、まず事件性の有無について警察に相談することをお勧めします。

警察に相談した結果、盗難車・事件関係車両など、事件性があると判断された場合には、警察が車両を確認し、状況によっては警察側で引き揚げや移動の対応をしてくれることがあります。

一方、事件性がないと判断された場合には、原則として民事上の問題となるため、登録事項等証明書などで所有者を確認し、所有者・使用者・関係者に連絡を取る必要があります。

よくあるパターン①

契約者:個人
車検証上の所有者:信販会社・ローン会社
→ 契約者への通知だけでは不十分で、所有者名義の会社への確認が必要です。

よくあるパターン②

契約者:故人
車検証上の所有者:故人
→ 相続人の有無・相続放棄の有無などを確認しながら進める必要があります。

よくあるパターン③

契約者:個人
車検証上の所有者:勤務先法人(倒産・移転)
→ 法人の状況確認が必要になることがあります。

よくあるパターン④

契約者:個人
車検証上の所有者:別の個人
→ 契約者ではない第三者が車両所有者のため、通知先が変わります。

💡 ローン会社・信販会社名義の場合:ローン会社・信販会社によっては、所有権に基づき車両の引き揚げに応じる場合もあります。無断で解体・処分する前に、所有者名義と残債の有無を確認することが重要です。
💡 所有者確認について:車検証上の所有者は、陸運局または軽自動車検査協会で登録事項等証明書を取得することで確認できます。当社では所有者情報の調査代行も行っています。
所有者調査の代行依頼はこちら(5,500円)

車を倉庫代わりにしているケースにも注意が必要です

月極駐車場では、契約者と連絡が取れなくなっていても、実際には車を倉庫代わりに使い、定期的に荷物だけを取りに来ているケースがあります。

この場合、外見上は長期間動いていない放置車両に見えても、所有者や関係者が車内の荷物を利用している可能性があります。不用意に撤去・処分してしまうと、後日「中の荷物を勝手に処分された」と主張されるおそれがあります。

そのため、車内に荷物がある場合や、荷物の位置が変わっている可能性がある場合には、定期的に写真を撮るなどして、車内の状態を記録しておくことが重要です。

月極駐車場の放置車両を解決する基本的な流れ

当社では、後日のトラブルをできるだけ防ぐため、以下のような流れで対応しています。

1

現地確認・車両状態の記録

車両の場所・ナンバー・車種・車両状態・車検の有無・長期間動いていない形跡などを確認します。車内の残置物の状態も含め、写真撮影で後日の説明資料として記録を残します。

2

契約状況・滞納状況の整理

駐車場契約者・契約開始時期・滞納期間・連絡履歴・契約解除の有無などを確認します。月極駐車場の場合、契約関係と滞納状況の整理が重要になります。

3

所有者・使用者・ローン会社等の確認(最重要)

車検証情報をもとに、所有者・使用者・ローン会社等の関係を確認します。契約者と車両所有者が異なるケースが多いため、この確認を省略すると後日の重大なトラブルにつながります。

4

警告書の貼付・通知書の送付

所有者・使用者・関係者へ警告書の貼付や通知書の送付を行います。「いつ・誰に・どのような内容を通知したか」の記録が、後日の説明に非常に重要です。

5

レッカー移動・一時保管

所定の確認・通知を行ったうえで、レッカー移動し一時保管します。車両価値や関係者からの反応を踏まえ、すぐに処分せず一定期間保管する場合もあります。

6

処分・解決・アフターフォロー

所有者・関係者からの連絡状況・車両価値・保管期間・通知履歴を踏まえて最終処分に進めます。撤去後に所有者や関係者から問い合わせがあった場合も、当社が撤去経緯・保管状況・通知履歴などの事実関係を整理し、必要に応じて弁護士等の専門家と連携して対応します。

車両に市場価値が残っている場合の判断

外見が古くても、車両に1万円・5万円・10万円程度の市場価値が残っている場合、直ちに処分してしまうと「価値のある車を勝手に処分された」と後日主張されるリスクがあります。

一方で、長期間保管することで車検切れ・バッテリー劣化・経年劣化が進み、市場価値がなくなり処分に進みやすくなるケースもあります。車両価値・保管費用・トラブルリスクを総合的に判断することが大切です。

💡 当社では、日本自動車査定協会の査定士資格を保有しており、車両の価値判断について客観的な説明を行える体制を整えています。この資格は後日所有者から「まだ価値があった」と主張された際の重要な根拠になります。

一般的なレッカー業者とビッグエイトの違い

月極駐車場の放置車両は「車を動かすだけ」では解決しません。後日のトラブルまで見据えた対応が必要です。

比較項目 一般的なレッカー業者 ビッグエイト
レッカー移動・撤去作業 ✅ 対応可 ✅ 対応可
所有者・ローン会社名義の確認 対応外の場合が多い ✅ 状況に応じて確認・代行
放置期間・現場状況の記録化 簡易対応になりやすい ✅ 後日の説明に備えて記録化
警告書貼付・通知書の送付 対応外の場合が多い ✅ 必要に応じて対応
一時保管 短期のみ・別料金の場合あり ✅ 案件に応じて一定期間保管
撤去後に所有者が現れた場合 依頼者責任とするケースが多い ✅ 事実関係を説明できるよう記録を整備
相続・所有権留保など複雑案件 対応が難しい場合が多い ✅ 豊富な対応経験あり
弁護士との連携 対応外の場合が多い ✅ 必要に応じて連携

▶ 業者選びの詳細は → 「撤去後も対応する業者」と「依頼者責任とする業者」の違い

月極駐車場の解決事例

当社がこれまでに対応した月極駐車場の放置車両ケースの概要です。

事例① 契約者と連絡が取れず、3年以上滞納が続いていたケース

管理会社様より相談。契約者の携帯電話が使われなくなり、郵便物も届いていない状態で3年以上が経過していました。車両は軽自動車で車検切れ・タイヤ空気抜けの状態。当社にて所有者調査・内容証明通知・レッカー移動・一定期間の保管を行い、その後解体処分しました。撤去後に関係者から問い合わせがありましたが、記録をもとに経緯を説明し解決しました。

事例② 契約者が死亡し、相続人とも連絡が取れなかったケース

駐車場オーナー様より相談。契約者が亡くなり、相続人の連絡先も分からない状況でした。当社では同様のケースにおいて、専門家とも連携し、必要な範囲で住民票・戸籍謄本等の資料を確認しながら、相続人調査を進めます。本件では、相続放棄が行われていたことが判明し、その記録をもとに手続きを進め、最終的に解体処分まで対応しました。駐車場オーナー様が直接対応する必要はありませんでした。

事例③ 会社名義の車が放置され、会社が移転して連絡が取れなかったケース

法人契約の駐車区画に会社名義の車が放置されたまま、会社が移転・実質廃業状態になっていた事例です。法人の状況・車両の権利関係・放置期間を確認したうえで、警告書貼付・通知・一定期間の保管を経て解体処分しました。撤去後、旧会社の関係者から連絡がありましたが、手順と記録が整っていたため問題なく対応できました。

※上記は実際に多い相談内容をもとにした概要です。個別の事情により対応方法・費用・期間は異なります。

▶ 撤去実例をもっと見る → 車両撤去の実例

月極駐車場の放置車両に関するよくある質問

Q. 駐車場代を長期滞納している車なら、勝手に撤去・処分してもよいですか?

滞納がある場合でも、車両は所有者の財産です。勝手に撤去・処分すると後日所有者・相続人・ローン会社から損害賠償請求を受けるリスクがあります。まずは契約状況・所有者確認・通知を進めることが重要です。

Q. 契約者と連絡が取れている場合、先に何をすべきですか?

契約者と連絡が取れているうちに、車両の撤去だけでも先に行うことや、撤去に関する承諾書を取得することをお勧めします。滞納が長引くと後から連絡が取れなくなり、撤去費用や手続きの負担が大きくなることがあります。

Q. 契約者と連絡が取れない場合、次に何をすればよいですか?

すぐに処分するのではなく、現地確認・写真撮影・車検証上の所有者調査・書面通知などを進めます。連絡を試みた記録を残しておくことが後日のトラブル防止につながります。→ 自分でできる対応手順

Q. 契約者が死亡している場合でも撤去を進められますか?

相続人や車両所有者との関係を確認する必要があります。相続放棄の有無・相続人の特定が問題になることがあるため、専門業者への相談をお勧めします。当社では必要に応じて専門家とも連携しながら対応します。

Q. 月極駐車場の放置車両がローン会社名義の場合、どうなりますか?

所有権留保が問題になります。ローン会社・信販会社によっては所有権に基づき車両の引き揚げに応じる場合もあります。無断で解体・処分する前に、所有者名義と残債の有無を確認することが重要です。

Q. 月極駐車場の契約者と車の所有者が違う場合はどうなりますか?

契約者への通知だけでは不十分で、車検証上の所有者への確認・通知が別途必要になることがあります。所有者がローン会社・法人・別の個人である場合、この確認を省略することが後日のトラブル原因になります。

Q. 車を倉庫代わりに使っている可能性がある場合はどうすればよいですか?

車内に荷物があり定期的に荷物だけが動いている可能性がある場合には、不用意な撤去は避けるべきです。車内の状態を写真で記録し、荷物の移動があるかどうかを確認しておくことが重要です。

Q. 月極駐車場の放置車両に車内残置物がある場合はどうすればよいですか?

車内に荷物・私物がある場合、後日「貴重品が入っていた」「荷物を処分された」と主張されるリスクがあります。車内の状態を事前に写真記録し、必要に応じて保管・通知を行うことが重要です。
詳しくは → 車内に残された荷物

月極駐車場の放置車両は、時間が経つほど駐車場収益の損失が大きくなり、権利関係も複雑になりやすくなります。
相談無料・全国対応(調査・書類作成は東京本社が統括、撤去作業は全国提携ネットワークが対応)
費用の目安を確認したい方は、撤去料金の実例もご覧ください。
0120-910-304(平日9:00〜18:00 土9:00〜12:00)

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更新日・責任者・免責

最終更新日
作成・責任者
廃車買取りビッグエイト(株式会社 大八商會)/放置車両対応チーム
免責
当社は弁護士ではないため、法的代理交渉や適法性の断定は行いません。本ページの情報は一般的な対応方法の参考情報であり、個別ケースへの適用には専門家への相談をお勧めします。